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長距離トラックのドライバーから転身、金沢でタクシー・運転代行の会社を創業した沖津さん②

前回の記事に続き、プロタクシー・プロフェッショナル運転代行の沖津さんにインタビュー。今回は、ドライバーさんのお仕事についてうかがいました。

お客様が今どういう状況なのかを見極めることに心を砕く

―実際にドライバーとしてお客様に接するのは大変だと思うのですが、働いているドライバーさんに心がけてもらっていらっしゃることはありますか?

身だしなみ、言葉づかいは社会人としての基本として、お客様が「今どういう状況なのか」を見極めるということを心がけてもらっています。これはこの仕事の難しいところでもあり、楽しいところでもあるかもしれません。

―それはどうやって見極めるのですか?

やり方はドライバーさんそれぞれに任せている部分でもありますが、自分の場合だと、天気の話を軽く振って、「うん」で終わるのか、それとも「そうだね、暑いね~」と返ってくるのか、といった言葉で判断することが多いですね。最近では、乗車中に携帯を触る人も多くいらっしゃいますが、携帯を触っているときは話しかけないなどという風にも気を使っています。

他には、「ポイントカードはお持ちですか?」、「暑くないですか?」など普通に聞けることを聞いてみて反応を見ることもあります。

道順もお客様のご希望に応えたい

また、道順は勝手に決めないことにしています。ドライバーさんにも、初めに一度道順を確認させていただくことを心がけてもらっています。お客様それぞれにご希望の道があるかもしれませんので、「勝手に行っていいよ」と言われて、初めて、ドライバーさんが知っている一番の近くお勧めの道をご案内するようにしています。
お客様の中には~特に自分で運転をする方に多いのですが~自分で「この道で」と思っていらっしゃる道がある方が多いものです。一方で、同じように通りたい道・通りたくない道があることも多いので、しっかりと聞くようにしています。そうするとお客様の方から、「こう行って」などと道を指示してくれることもよくあります。

『代行運転』の場合は、一回使ってくれたお客様の道は大体覚えてしまいますね。このお客様はこの道というのを覚えるようになっています。そうするとお客様にも喜んでいただけますね。但し、女性のお客様ですと、家を覚えられていると怖いと思われることもあるかもしれないのですから、難しいところでもあります。

『タクシー』の場合は、おばあちゃんも多いので、道に詳しくないこともあり、こちらで「このような道順で行きますね」とご提案することが結構あります。そういった場合は、大体「それでお願い」と言われることが多いですね。

タクシーにしても、代行にしても、弊社のドライバーさんたちには、「どのようなお客様なのか」を把握してご対応させていただくことがサービスを提供するうえで重要だと心がけて業務に当たってもらっています。

ドライバーの働きやすさがお客様へのサービスにつながる

―プロタクシー・プロフェッショナル運転代行」で働くとここが良いという点はありますか?

配車が多い点、研修やナビ等のシステムが充実している点です。

ドライバーさんにとって配車が多いことは、安定して収入を得られることや、流しでお客様を探す必要が無く負担を減らすことにつながります。

また、研修やシステム面が充実していることは、未経験からスタートされる方の働きやすさや、既存のドライバーさんの負担削減にもつながっていますね。

収入の安定や、業務負担の削減によってドライバーさんのモチベーションが上がり、運転技術や接客スキルを更に磨いていけることで、お客様にはより気持ちよくご移動いただけるということになっていると自負しています。

―ライバル会社との競争は激しいと思いますが、競合他社と仕事について異なる点はありますか?

先ほど挙げたシステム面が充実しているということですね。GPSやカーナビ、自動日報など、ドライバーさんの業務ができるだけ楽になるようなシステムを導入しています。

一般の方はカーナビ以外の装備はあまりピンとこないかもしれませんが、実際に業務で使用すると、とても便利なんです。全車にGPSを搭載していることで、配車が多くなり、流しでお客様を探さなくてよくなるため、ドライバーさんとしては非常に効率良く仕事ができるわけです。

―お話しに出た「自動日報」とは何ですか?

自動日報というのは、単に手書きやパソコンで行先や目的地、休憩時間などを入力していた従来の煩雑な日報記載の業務が減らせるというだけではなく、安全運転評価の機能も付いています。初めは少し窮屈に感じるかもしれませんが、使用して1年も経つと急ブレーキや急ハンドルが無くなり、運転が変わっていることに気付けると思います。実際に事故率の低下にもつながっているシステムです。今ではドライバーさんを事故から守るためにも重要なものになっています。

―これからドライバー職を目指す方に何か研修は行っていますか?

段階に併せた研修を行っています。時間があるという方は、二種免許を取るまでは一種免許なので、研修をしながら代行の随伴車(会社の車)で働きながら慣れてもらうということも多くあります。

―具体的にはどのような研修内容になるのでしょう?

二種免許を取ってからは、実際の車両を使って配車先・お迎え先に行く練習や途中経路の確認をする練習、車内での会話の流れ、メーターの操作の仕方などを研修します。

―そもそも私のように二種免許を持っていないという方のための研修はありますか?

二種免許を取得するには、直接免許センターに試験を受けに行くという方法と、自動車学校に通うという2つの方法があります。当社では独自システムの研修(無料)を行い、直接試験を受ける方法が多くなっています。

具体的には、練習用の車両を使い、担当者が横に乗って研修を行います。そこで学んだことを復習してもらい、これなら合格できるというレベルまでしっかり研修してから試験を受けに行っていただいています。緊張さえしなければすぐに受かると思いますよ。最短で1週間で取得した方もいます。ただ、緊張して落ちてしまう方もやっぱりいます。

実は、代行(随伴車)をやっている方は、業務中は隣に二種免許を持ったドライバーを乗せているので、毎日が試験のようなもの。だから緊張をせずに、すぐに取れることが多いです。もちろん、自動車学校の方が良いという方には、費用の補助も行っています。

―最後に、今後、どのような会社にしていきたいとお考えですか?

単に「この会社で働きたい」という方に来ていただける会社にしたいというのはもちろんですが、この会社を自分自身のステップアップに使いたいという人や、24時間稼働している仕事で免許があれば自分の好きな時間で働けますので、自分の夢を持っている人や誰かをサポートしている人(子どもの大学の学費とか)、子どもが保育園に行っている間に働きたいという方、そんな方たちに働いてもらえる会社にしていきたいと考えています。

例えば、美容師になりたいという方がステップアップのためにドライバーとして働くのも、お客様とお話しすることが凄くプラスになり、将来的にとても為になると思います。そのような方のサポートをしたいと思っています。

仕事ですから、もちろん最低限のルールは守って欲しいですし、何でも自由という訳ではありませんが、ルールを守って働いていただける方であれば、時間帯や日数などの働き方にも融通が利くようにして、頑張る方のサポートができる会社にしていきたいですね。

また、当社を巣立っていったスタッフにも何かの際に「プロタクシー」を使ってもらえるような繋がりを持てる会社にしていきたいです。そのためにも、ここで働いていたことを思い出した時に、良い会社だったなあと思ってもらえるようなドライバー・スタッフ想いの会社が私の目指す会社の姿です。

ご協力、ありがとうございました!
プロタクシー・プロフェッショナル運転代行(from 石川県金沢市) 沖津社長