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検査対象は建築物の始まり~終わりまで。暮らしの安全を守る縁の下の力持ち

皆さんは「非破壊検査」というお仕事をご存知ですか?非破壊検査員は事故を未然に防ぐため、建物を破壊・分解せずに内部の欠陥、表面の傷の有無や程度を知り、規格基準に基づき対象物を評価します。その評価を元に建物を完成させるため、現場には欠かせない「人の暮らしを支える」重要な存在です。今回は未経験でありながら「非破壊検査員」となった小松原さんに仕事の詳細や魅力をお伺いしました。


「信頼とスピードで未来づくりを支援する」、臨機応変な対応や質の高い提案が地元のお客様から厚い信頼を得ている理由。平成26年8月の創業以来、東日本大震災からの本格的な復興における資材販売を軸として多様なニーズに応じた事業を展開している企業です。今後も被災地域の早期復興の糧となり、「高品質で安価な資材、技術、サービスの提供」をモットーに更なる成長を目指します。

目に見えないからこそ、大切なのはお客様を始めとする周囲の人々との「信頼関係」。

超音波検査・シックハウス対策の空気環境測定をメインに、騒音や床の衝撃音検査なども行っています。他の職人さんの仕事と違って検査の結果が目に見えないため、お客さまとの信頼関係が非常に重要な仕事です。信頼関係を築くコツ?やっぱり一番は「プロとしての知識」ですね。超音波の資格は幅広いので、日々勉強の毎日…。もちろん大変に思うこともありますが、自分が勉強した知識や技術を存分に発揮できるのは魅力でもあります。それから、急な依頼にも駆け付ける等の「臨機応変な対応」も重要です。こうした積み重ねでお客様の信頼を勝ち取り、リピートしてもらえた時は非常に嬉しいですし、やりがいを感じますね。

何よりも大切なのは「安全に」建物が造られ、そこで人が「安全に」暮らすということ。

検査結果次第では現場の方々の仕事を否定する形になってしまいます。みなさんプライドを持って自身の仕事をされている訳ですから、現場からは煙たがられる存在になってしまうことも稀にあります。だからこそ、お客様だけでなく、現場の各業者の方とコミュニケーションをとることも大切な仕事です。私たちの検査を信頼してもらうからこそ、作業がスムーズに進みます。厳しい目で見ることで時には嫌われ役になったとしても、検査をしなければ建物の安全を守ることはできません。現場で決して欠かすことのできない存在として「建物の安全を支えている」という誇りをもって仕事をしています。

「震災復興に役立ちたい」という想いから生まれた当社。創業当時からその想いは変わりません。

元々は株式会社フコックスとしセメントの運送を行っていた当社。震災時、取引先セメント工場の産廃処理業務を請けていたご縁から、沿岸部のがれき処理業務を開始したのが仙台支店開設の経緯です。その後、東北で本腰を入れて復興支援をしたいという想いから仙台を本社として分社化。進む復興のステージに合わせて、非破壊検査事業など分野を拡大しています。これからも東北の復興に役立つために、技術・知識・エリアを広げていきたいと考えています。そのための人材育成にも力を入れており、資格取得支援制度や研修制度も充実。一人前になった際には独立して会社を立ち上げられるくらいのスキル・知識・経験を得ることができる会社です。

ご協力、ありがとうございました!
フコク資材株式会社 検査事業部 小松原浩樹さん
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