転職面接のお礼メール!書き方のポイントと例文
面接後のお礼メールは絶対に必要なものではありませんが、送ることで採用担当者の印象に残る役割を果たすこともあります。
お礼の気持ちや転職に向けての熱意が伝わるメールを、効果的なタイミングで送るようにしましょう。
ここでは、お礼メールを書く際に気を付けたいポイントを詳しく説明します。
例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
お礼メールを送るタイミング
お礼メールは面接が終わったら、できるだけその日のうちに送るのがベストです。
面接後すぐに採用審査を行う会社も多いので、結果が決まってから送っても意味がありません。
また、2~3日経ってから送るのでは印象が薄く、逆に対応が遅いなどと、ビジネス面でのマイナスイメージを与えることもあります。
面接当日であれば、採用担当者の印象に残りやすく、メール文で熱意を伝えることで採用判断に有利に働く可能性もあります。
かといって、面接終了直後に送っても意味がありません。
面接が終了して少し間をおいてから送信しましょう。
お礼メールに記載する内容と構成
お礼メールを書く時は次のような内容と構成で書くといいでしょう。
伝えたいことが簡潔でわかりやすく、相手にスムーズに読んでもらえます。
件名の書き方
件名は『メールの内容+(差出人名)』にします。一目見て、「面接を受けた○○さんからのお礼のメール」であることが相手に伝わります。
例)〇月〇日 採用面接のお礼(自分の氏名)
「本日はお世話になりました」などの件名は、メールを開かないと差出人や内容がわか
りません。
見覚えのないアドレスからのメールなら、無視される可能性も高いでしょう。
本文の書き方
本文は以下の構成で書きます。
見やすくするために改行を適宜入れますが、スマホでは改行がおかしいことに気付かないことがあります。
大切なメールはできればパソコンで送りましょう。
- 宛名
- あいさつ
- 面接へのお礼
- 面接の感想
- この会社で働きたいという熱意や思い
- 結び
- 署名
1)宛名
「社名+部署名+担当者名(フルネーム)』の形式で書きます。
・担当者の部署がわからない時は『採用ご担当 ○○様』とします。
・社名や部署は省略してはいけません
(○)株式会社 TENSHOKU
(×)(株)TENSHOKU
2) あいさつ
メールの冒頭は「お世話になっております。」などのあいさつのあとに、自分が何者なのか紹介する一文を入れましょう。
『簡単な説明+名前』にすれば伝わりやすくなります。
「お世話になっております。
○月○日に面接をして頂きました ○○○○と申します。」
3) 面接へのお礼
面接へのお礼を述べ、入社への意欲をアピールします。
「本日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。
面接で業務に関するお話を伺うことができ、貴社で働きたいという気持ちがますます強くなりました。」
4) 面接の感想
面接時のやりとりや面接官の話した内容に触れ、会社に興味があること、人の話をしっかり聞いていることなどをアピールします。
「本日の面接でお話を伺った△△の開発の話では、社員のみなさまのチームワークの素晴らしさを感じることができ、大変感銘を受けております。」
5) この会社で働きたいという熱意や思い
面接で伝えきれなかった自分のアピールポイントや熱意をさりげなく伝えます。
「面接ではお話しできませんでしたが、
私はプログラミングの社内インストラクターを務めていた経験があります。
この経験を活かし、貴社に貢献できればと強く願っております。」
6) 結び
感謝の気持ちを伝えます。
「本日は本当にありがとうございました。
ご検討どうぞよろしくお願い申し上げます。」
7) 署名
以下の情報を見やすく、間違いなく記載します。
自分の名前
住所
電話番号
メールアドレス
お礼メールの例文
(件名)
〇月〇日 採用面接のお礼(自分の氏名)
(本文)
株式会社 TENSHOKU
人事部 人事課 ○○様
お世話になっております。
本日、面接をして頂きました○○○○と申します。
本日はお忙しい中、面接の機会をいただき
誠にありがとうございました。
面接では、貴社の業務内容や今後の展望についてお話を伺うことができ、
一緒に働きたいという気持ちがますます強くなりました。
特に△△プロジェクトのお話は興味深く、
貴社の長年の粘り強い努力の成果に感銘を受けております。
面接ではお話しできませんでしたが、
前職ではデータベース解析システムの開発に携わっておりました。
この度の採用試験で、よい結果をいただけましたら
これまでの経験を活かし、貴社に貢献したいと切に願っております。
本日は本当にありがとうございました。
ご検討どうぞよろしくお願い申し上げます。
自分の名前
〒000-0000
東京都○○区○○○ 1-2-3
090-0000-0000
メールアドレス:aaa@bbb.jp
まとめ
お礼メールは面接が終わったらすぐに送りましょう。
お礼メールを送ることは、熱意を採用担当者にアピールするだけでなく、ビジネスで重要視されるスピード感やマナーをアピールするうえでも大切なことです。
失礼のないように丁寧に書くのはもちろんですが、当たり障りのないテンプレートのようなメールでは、受け取る側に「つまらない」と感じさせてしまうかもしれません。
自分の思いや希望が伝わる文章が書けているかどうかも、重視するといいでしょう。