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キチンと知っておこう!バイトの研修期間

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バイトを採用した際、本採用をするまでに研修期間を設けることがあります。研修期間が、試用期間として見なされる場合も少なくありません。

研修期間を通して、スタッフは現場で通用するスキル・知識を習得していくことになりますが、一体どれくらいの研修期間を設ければ良いのでしょうか。

バイトの研修期間についてテーマにしながら、研修期間中の時給・待遇、さらには解雇や退職についても、どのような対処がふさわしいのか説明します。

バイトに設けられている研修期間とは

学生や主婦・主夫、フリーターが活躍するバイト。バイトの研修期間には、どのような役割があるのでしょうか。

企業から被雇用者が本採用されるまで、研修期間を設ける意味について説明をします。

研修期間は「教育期間」

研修期間は、どの企業や事業所でも必ず設けられているわけではありません。研修期間がない企業はバイトの採用をすれば、すぐに本採用のスタッフとして扱われます。教育を受ける期間がないため、現場で職能を磨いていかなければなりません。

研修期間は、教育担当者か上司、先輩スタッフ・社員から、実践的な仕事のやり方をOJTで教えてもらう期間です。企業によっては、試用期間と同じように実務中心の業務を担当することもあります。

研修期間は企業によって差はありますが、3カ月(90日)が目安です。バイトは仕事をした日数よりも時間が重視されることもあるので、出勤時間の合計で算出する企業もあります。いずれにしても決められた研修期間が終わって、ようやく本採用のスタッフとして雇用されます。

バイトに研修期間を設ける意味

研修期間が設けられているのは、お試し期間という意味合いが強くあります。企業と被雇用者が、お互いにミスマッチがないか適性を確かめられる期間です。

実務レベルを上げておく必要もあります。本採用後には、仕事を滞りなく行える人材に育成できていなければなりません。とくに未経験の業種・職種で入社をしたスタッフには、一からの教育が必要です。

研修期間中の待遇と求められること

バイトの研修期間中と本採用後では、具体的にはどんな違いが生じるのでしょうか、もしくは扱いが違うだけで、中身に変わりはないのでしょうか。

研修期間中の時給・待遇、そして身に付けておくべきスキルを解説していきます。

研修期間中の待遇

研修期間中、本採用後より50~100円ほど低い時給が目安です。しかし最低賃金は保証しなければなりません。最低賃金は定期的に改正されており、都道府県ごとに金額が異なります。

雇用主は、適用されている時間額を下回らないように注意を払いましょう。時給は下がったとしても、バイトにとっては給与を得ながら指導を受けられる、貴重な時期だとも考えられます。

一方で警備員やイベントスタッフ、引っ越し作業員など、職務内容によっては研修期間中でも高額支給のバイトもあります。

残業した場合に発生する残業手当など、割増賃金が適用されます。企業ごとに詳細が異なるため、企業ごとの就業規則を確認しなければなりません。

研修期間で求められること

研修期間で求められることは、実務を遂行できるスキルを習得することです。本採用後に、フォローがなくても一人でできるように、研修期間を通してスキル・知識を身につけていきます。

バイトであったとしても、プロ意識を持たなければなりません。学生・未成年・未経験問わず、お客様や取引先からすれば、社員やベテランスタッフと同じプロです。バイトであっても一人前の接客・コミュニケーションができるように、成長することが求められます。

研修期間での解雇・退職について

研修期間での解雇・退職について、お伝えします。

研修期間中に、企業側から解雇されることはあるのでしょうか。またバイトが退職する際に注意しておきたい点について述べます。

研修期間中に解雇はあるのか

研修期間中でも、バイトが解雇される場合はあります。 例えば出勤日にも関わらず、休みがち・遅刻が目立つようなケースです。とくに無断欠勤が続く場合は、解雇となる可能性が高くなります。

営業に影響を与えるというよりも、社会人としての常識・マナーに反する行為だからです。雇用主からの信用が下がることで、解雇につながります。

勤怠面の問題だけではなく、著しく実務能力に乏しいケースも解雇になる可能性があります。業務について覚えるスピードが、通常より何倍もかかる場合や、出勤日には失敗やトラブルを必ず起こす場合は、継続的な雇用が難しいと判断されるでしょう。

研修期間中に解雇を、雇用主からバイトが言い渡された場合、注意しておきたいのは離職票です。自己都合ではなく、会社都合であることを明記してもらう必要があります。

退職する際の注意点

研修期間の退職について説明します。バイトが研修期間中に退職をすることは可能です。ただし民法第627条第1項により、退職を希望する日から2週間前までに退職意思を申し入れる必要があります。

(参照:電子政府の総合窓口
http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=129AC0000000089_20180401_429AC0000000044&openerCode=1#2289

もし有期雇用で契約を締結している場合は、研修期間中でも退職をすれば違法となります。契約を交わした期間中は、職務を全うしなければなりません。

バイトが退職を伝える際は、やむを得ない事情である必要があります。例えば、親族の介護や、家族の引っ越し、海外への移住などです。動機は偽ることなく、明確にして伝えましょう。

電話やメール、SNSのメッセージ機能での報告はマナー違反です。退職の意思は、対面で必ず説明をしなければなりません。

また給与面に関してですが研修期間中での退職(または解雇)でも、出勤をした分は給与が支給されます。

まとめ

バイトの研修期間について、研修期間の目安や待遇・時給、身につけておくことを説明しました。バイト・雇用主どちらも、研修期間を通して適性をチェックしながら、本採用への準備をしていくのが研修期間です。研修期間が終われば、本格的な業務がスタートします。

約3カ月前後の短い間ではありますが、研修期間で学んだことを、現場で活かしていく場となります。研修期間が設けられていることで、未経験であってもバイトは、プロ意識を持ちながら現場で活躍できるのだと考えられます。

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