志望動機や趣味・特技も 「受かる」アルバイトの履歴書の書き方
「履歴書の志望動機、何を書いたらいいのか・・・」
「これといった趣味・特技がないんだけど・・・」
このような悩みを持つ方は多いのではないでしょうか
履歴書には学校のテストのように唯一の正解があるわけではないので、何を書くべきか迷ってしまう気持ちもわかります。
しかし、書くべきことが思いつかないからといって、ネットで見つけたテンプレ例文をそのまま使ったり、曖昧な言葉でお茶をにごしたりしてはいけません。
「たかが履歴書だから」 「大事なことは面接で伝えればいい」 と考える方もいるかもしれませんが、履歴書であなたの魅力を十分に伝えることができなければ、そもそも面接の機会すらもらえずに落とされてしまうでしょう。
したがって、読んだだけで「いますぐ採用したい」 と思わせるくらい魅力的な履歴書に仕上げる必要があるのです。
ここでは、志望動機や趣味・特技の書き方を始めとした「受かる」 履歴書の書き方をお伝えします。
相手の納得を促す論理的な文章の書き方
「受かる」 履歴書は例外なくロジカル(論理的)な文章で書かれています。
ロジカルな文章とは、言い換えれば相手の納得を促す文章のことです。
論理的でキチンと筋が通っている文章を書けば、「なるほど、たしかにこの人は採用に値する人物だな」 と、採用担当者にスンナリと受け入れてもらうことができます。
そんなロジカルな文章に必要な要素は、おもに以下の2つです。
一つずつ説明します。
具体性
履歴書は曖昧な言葉ではなく、名詞・動詞を入れた、具体的な言葉で書く必要があります。
曖昧な文章では、採用担当者はあなたの強みや経験を具体的にイメージできないからです。
たとえば、「一生懸命」 「可能な限り」 「ものすごく」 といった形容詞や副詞がたくさん使われているようなら要注意。
以下の文章は曖昧な表現が多用されたNG例です。
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私は前職で飲食店のアルバイトをしていましたが、そこでものすごくがんばって働いていました。だれにも負けないくらい一生懸命に真面目に仕事に取り組み、もっと改善はできないか、可能な限り努力をしていました。
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飲食店のアルバイトでがんばっていたことはなんとなく理解できますが、それ以上でもそれ以下でもなく、これでは具体的なイメージが湧きません。
より具体的に書くなら、以下のような文章になります。
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前職は飲食店でホールや調理のアルバイトをしていましたが、週5のシフトで一日6時間勤務していました。2年間無遅刻・無欠勤でしたし、シフトの急な変更などにも柔軟に対応してきました。また、バイトリーダーとして、注文の伝達フローや調理・盛り付け方法の改善に取り組んだ経験もあります。
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曖昧な形容詞ではなく名詞・動詞が多用されており、どのようにがんばっていたかが理解できます。
理由
「なぜそう言えるのか」 という理由づけは、論理的な文章を支える重要な要素です。
・なぜ、この会社を志望したのか
・なぜ、前のアルバイト先をやめたのか
・なぜ、あなたを採用しなければいけないのか
履歴書ではたくさんの「なぜ」 を問われることになるので、その理由を提示して相手に納得してもらわなければいけません。
自分の長所を書くなら、「なぜ、その強みを持つにいたったのか」「なぜ、その強みを仕事で活かせると思うのか」 といった理由も一緒に書くべきです。
志望動機なら、「なぜ、この仕事を志望したのか」 「なぜ、ほかの会社ではなくウチなのか」 「なぜ、あなたを採用すべきなのか」 といった理由を答える必要があります。
志望動機の鉄板テンプレ
ここで一つ、ロジカルな要素として紹介した、具体性・理由を盛り込んだ志望動機のサンプルをご紹介します。
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私には飲食店におけるホールや調理のアルバイト経験が豊富にあります。今回御社を志望したのも、その経験を活かして即戦力として働けると考えたからです。長期間働けるホールスタッフ募集ということでしたが、自宅から徒歩約10分ほどで通勤可能なので、交通機関の影響などで通勤に支障がでることはありませんし、急なシフト変更にも柔軟に対応できます。事実、これまで働いていた職場では無遅刻・無欠勤を貫き、シフトの調整や変更にも積極的に応じてきました。
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理由や根拠を具体的に書いているところがポイントです。
もちろん、履歴書に書く志望動機は相手が求めているニーズに合致する必要がありますので、アルバイト先企業の人材ニーズをよく調べて把握しておくことをおすすめします。
以下の記事で、その具体的方法を解説しています。
誰でも一発採用アルバイトの面接準備と練習ノウハウ
趣味や特技の欄には何を書く
履歴書の趣味・特技欄の重要性は、志望動機や自己PRなどと比べれば低いです。
読み飛ばされることも多いですし、直接的に合否に関わる項目ではないかもしれません。
とはいえ、空欄にしたり「特になし」 と書いたりするのは避けたほうがいいでしょう。
趣味や特技の欄だけが真っ白になっていれば不自然な印象を与えたり、「書き忘れかな」 と思われる可能性があるからです。
また、「特になし」 と書かれていた場合、投げやりでいい加減な人物だという印象を持たれるかもしれません。
履歴書をチェックする採用担当者の感情を逆なでするような行為は厳禁です。
では逆に、少しでも好印象を抱いてもらうためにはどのような趣味・特技を書くべきなのでしょうか
あえて隙を作るギャップのある趣味で相手に好印象を与える
意外性のある趣味や特技があればそれを書きましょう。
「え、この人がこんな趣味を」 という反応を示してもらえれば、そのギャップによって強く印象づけることができます。
相手に自分の魅力や人間性をアピールするのが目的ですので、そのような趣味は記入を避けたほうが無難です。
まとめ
履歴書は書く際はロジカルな文章を意識して、相手の納得を促すことが重要になります。
その秘訣は、具体的かつ理由・根拠がしっかりと含まれた文章を書くことです。
「なぜなぜなぜ」 を突き詰めて考えていくことが「受かる」 志望動機の作成には欠かせません。
今回ご紹介したノウハウやサンプルを参考にして、ぜひ魅力的な履歴書を作ってみましょう。
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