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確定申告に必須!アルバイトの源泉徴収や年末調整について

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アルバイトだからといって、源泉徴収や税金と無関係というわけではありません。
給与が発生する限り、一定額を超えれば所得税を納める義務があり、源泉徴収により所得税を払い過ぎていることもあるので、年末調整か確定申告で清算しなければいけません。

勤務期間やその他の事情により、アルバイト先から源泉徴収票を発行されずに見過ごすこともあるので、働く側としても源泉徴収の知識を深めて対処していきましょう。

今回は、アルバイトの源泉徴収や年末調整、確定申告についてお話しします。

アルバイトでも源泉徴収するの?

アルバイトでも収入が高ければ源泉徴収されます。
アルバイトと正社員では雇用形態は違いますが、給与をもらっている点は同じです。

つまり、雇用形態に関係なく1ヶ月中に88,000円以上(単発の場合は1日9,300円以上)の給与が発生した場合に、そのうちの10%を所得税として源泉徴収で天引きされます。
1ヶ月に88,000円の給与という基準は、年間所得の103万円のラインから考えられた基準です。

アルバイトで源泉徴収が発生するのは、月収が88,000円、年間所得が103万円を超えたときだと覚えておきましょう。

アルバイトの年末調整や確定申告は?

アルバイトでも正社員と同じように12月に会社で年末調整が行われます。

源泉徴収では、今年度の1月から12月までの収入を計算して1ヶ月で88,000円を超えた場合や年収額が103万円を超えている場合に、10%の所得税を算出されます。

納めるべき所得税が不足している場合は追加で納付し、逆に払い過ぎている場合は還付されるのが年末調整です。

しかし、次のような理由があると会社側で年末調整をしてもらえません。

・12月までにアルバイトを辞めてしまった
・2社以上かけもちでアルバイトをしている
・事情で年末調整をしてもらえない

また、競馬で大当たりしたり、オークションなどで物品を販売したりして、一定以上の収入を得た場合も年末調整の対象外となります。

このように会社側で年末調整をしてもらえない場合は、所得税の納付金額か還付金額を自分で算出し、次の年の2月16日あたりから3月15日あたりに受け付けられる確定申告を提出しなければいけません。

アルバイトにも税金を納める義務があります。
また、年収103万円以下の場合であっても、源泉徴収によって所得税を差し引かれてしまっているケースもないわけではありません。
アルバイトであっても自分の収入についてきっちりと把握して年末調整や確定申告に臨みましょう。

アルバイト先から源泉徴収票を発行してくれなかったら?

アルバイトに限らず、給与を取得している人が自分で確定申告する場合に必要となるのが「源泉徴収票」です。
対象期間中いくら給与が支給され、いくら所得税を支払ってきたかを証明する書類です。
会社によって異なりますが、12月から翌年の1月にかけてその年の源泉徴収票が発行されます。

ただし、会社によっては社員から請求がなければ源泉徴収票を発行してくれない会社もあります。
そんなときの対処法をお話しします。

まずは発行をお願いしてみる

確定申告だけではなく、マンション購入、保育園やローンの申込などでも収入証明として源泉徴収票が必要になることがあります。
そういう機会も含めて「源泉徴収票をください」と申し出れば、多くの場合発行してくれますので遠慮せずに申し出ましょう。

源泉徴収票の発行に時間がかかることもあります。
提出期限から逆算して、できるだけ余裕をもってお願いしましょう。

日払いや単発のアルバイトの場合や、すでに退職している場合でも、源泉徴収票は発行してもらえます。
その場合はいつまでに必要か、期限をはっきりと伝えるようにしましょう。
また、受け取り方法をよく確認しておくことも忘れずに。

源泉徴収票を発行してもらえない場合の対処法

「源泉徴収票をください」とアルバイト先にお願いしても発行してもらえないときは、「源泉徴収票不交付の届出書」に必要事項を記入して税務署に提出します。

「源泉徴収票不交付の届出書」の記入項目は以下の通りです。

・申請者の住所、氏名、電話番号などの基本情報
・アルバイト先の所在地、会社名、電話番号、従業員数など
・収入金額や源泉徴収税額など
・アルバイト先での勤務期間
・アルバイト先とのやり取りの経緯

これらを記入して税務署に届け出ると、税務署からアルバイト先に源泉徴収票を発行するようにと行政指導されます。
アルバイト先は給与が発生している限り、従業員に対して源泉徴収票を発行しなければいけない義務がありますので、これを無視することはできません。

源泉徴収票を紛失してしまった場合の対処法

アルバイト先から源泉徴収票をもらったのに紛失してしまった場合は、アルバイト先にその旨を説明して、源泉徴収票を再発行してもらいましょう。
再発行を拒否された場合は、税務署に相談してみることをおすすめします。

まとめ

アルバイトでも、一定の収入額を超えると所得税などの納税義務が発生しますので、アルバイト先は源泉徴収を必ずしなければいけません。
また、アルバイト先で年末調整をされなかった場合は、自分で確定申告をしなければいけません。
その際に源泉徴収票が必要になります。

アルバイト先は従業員に対して源泉徴収票を発行しなければいけない義務がありますので、何らかの事情により発行されていない、もしくは自分が紛失してしまったという場合は再発行をお願いし、拒否された場合は税務署に相談しましょう。

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