退職する際に気をつけるポイント
退職時に受け取るもの・返却するもの
退職時に受け取るもの
- 離職票
離職票は雇用保険の失業給付受給の申請に必要になるもの。交付は退職後に会社担当者が手続きを行うことによってハローワークから交付される。会社からの受取の方法や期日は事前に確認をしておく(手続きには10日前後かかる)。期日が過ぎても交付されない場合は会社に確認する。交付されない場合は、ハローワークに相談しよう。
- 源泉徴収票
所得税の確定申告の際に必要。再就職した場合は、会社を通して12月の年末調整を行う。年内に再就職をしなかった場合は、自分で確定申告の手続きを行うことになる。
- 雇用保険被保険者証
※会社に預けていた場合
雇用保険の加入を証明するもの。離職票と同様、雇用保険の失業給付受給の申請に必要となる。再就職した際は、転職先の会社に提出する。
- 年金手帳
※会社に預けていた場合
国民年金の加入を証明するもの。再就職した際は、厚生年金保険の手続きのため、会社に提出する。
退職時に返却するもの
- 健康保険被保険者証(番号の控えをとるかコピーをとっておくとよい)
- 社員章・名刺・身分証明書など
- 通勤定期券(精算して返却する場合もある)
- 制服・作業用品など
- 事務用品・資料・鍵・その他会社費用で購入したものや貸与されていたもの
退職願の書き方見本
- 様式
封筒・用紙は白地のものを使用。用紙はB5サイズ。黒字の縦書きで、手書きする。封筒表面には、「退職願」と記し、裏面には所属部署名と氏名を記入。
※既に退職が受理されている場合以外は「退職願」にし、「退職届」は避ける。
- 見出し
封筒表面と同じに、「退職願」と記す。
- 書き出し
行の一番下から始める。「私事」「私儀」「私は」など。
- 退職理由
「一身上の都合により」と書く。詳しい事情は口頭で上司に伝える。
- 退職日
会社との話し合いで決めた日。
- 日付
届出年月日。
- 署名
所属部署名、氏名。宛名より下の位置から書く。捺印も忘れずに。
- 宛名
直属の上司ではなく、会社の代表、つまり「社長」宛にする。役職・社名は正確に、敬称は「殿」。