営業が実践したい!信頼と安心を与える自己紹介の方法
営業で受注につなげるためには、まず効果的な自己紹介の方法を知ることが大切です。
自己紹介で相手の信頼を獲得できれば、成約率も変わってくるからです。
初対面の相手から信頼感を得るには、ちょっとしたコツがあります。
自己紹介にたくさんの情報を詰め込みすぎてもメッセージが複雑になりますし、逆に、簡単すぎる自己紹介ではあなたの強みや人柄が伝わりません。
今回は、営業でぜひとも活用したい、信頼感を与える自己紹介の方法をご紹介します。
【目次】
やってはいけない!退屈で迷惑な自己紹介とは?
信頼感を与える自己紹介の方法をお伝えする前に、相手にとって退屈すぎるNGな自己紹介例をご紹介します。
やってはいけない自己紹介のパターンを3つ挙げますが、これらのNGパターンを頭に入れておけば、顧客を逃してしまうという失態を回避できるでしょう。
長くて終わりが見えない
自己紹介は、先に必要な基本情報を話してから補足情報に入っていくべきです。
最初からアレもコレも盛りだくさんに話そうとすると、話の終わりが見えないうえに時間も長く取ってしまうので、忙しい相手にとっては非常に迷惑な自己紹介になります。
自慢話が多い
信頼感を得るために長所をアピールするのは効果的ですが、過剰にアピールすると自慢話になり、退屈で不快な自己紹介になってしまいます。
笑いを取ろうとしすぎている
自己紹介の中では、ある程度のオチがあって笑いもある方が和やかなので、相手も心を開きやすくなります。
しかし、笑いを取ろうとしすぎると、それに反応しなければいけない雰囲気になり相手が疲れてしまいます。
自己紹介シートを作成して信頼されるアピールをしよう!
上記で挙げた自己紹介のNG例は、どれも「自分中心」という共通点があります。
・相手の都合を無視して長く話し続ける
・相手にとっては退屈なうえに不快な自慢話
・つまらないうえに、相手に無駄に気を遣わせる寒い笑いの要素
自己紹介は自分もしくは会社の強みや特徴、人柄を相手に開示することが大切ですが、「相手が興味を持つ」情報を開示しなければ、独りよがりな内容になってしまいます。
・この人(会社)は誠実で信頼できる!
・こんなに知識も熱意もある人にお願いすれば間違いない!
・仕事に対して明確なビジョンを持っている人だな……一緒に仕事をしてみたい!
・なんとなく、親しみやすい人だな
相手の興味を引いて、信頼や好意を獲得してスムーズに受注につなげることが目的なので、自己紹介は上記のような相手の反応を引き出す必要があります。
そのための自己紹介項目を以下にまとめました。
会社の自己紹介シート
・会社名は?
・会社の設立年月日は?
・会社の主な事業内容は?
・会社の規模は?
・会社の理念を簡単にいうと?
・会社のビジョンは?
自分の自己紹介シート
・名前は?
・出身はどこ?
・現在の仕事への熱意やビジョンは?
・趣味は?
・自分の夢や目標は?
上記に挙げているような、自分をアピールできる項目を挙げた自己紹介シートを作成しておくことをおすすめします。
自己紹介シートを渡したうえで、それを補足するような形で自己紹介を行えば、相手にとってわかりやすく、記憶にも残りやすいです。
次回のアポや今後の売上につながる自己紹介の手順
次のアポや今後の売上が見込める自己紹介の方法を、先ほどお話しした内容も含めてご紹介します。
1. やってはいけない自己紹介例を掴んでおく
2. 自己紹介シートを作成する
3. 自己紹介シートを基に1分以内 の自己紹介をまとめておく
4. 特に、業務に対する思い入れを簡潔にまとめておく
この4ステップに則って効果的な自己開示をすることで、相手に安心感を与えられます。
相手との距離を縮められたら、さらに親近感を抱いてもらうために、相手との共通点を見つけていきましょう。
相手との共通点を見つけるためには、以下の2項目を実践しましょう。
5. 相手に質問をする
6. 相手の容姿から共通点を探す
自分の趣味や目標などを話した時に、相手の趣味や目標なども質問してみると、自然と共通点を見出せるはずです。
また、相手の髪型や服装、メイクなどで良いと感じたことを褒めたり、そこから共通点を見つけるという方法も自然な流れなので、親近感を抱いてもらえるチャンスです。
このように、6つのステップを意識しながら自己紹介をすれば、相手との距離を縮められて次回のアポやセールスにつながる確率が高くなります。
まとめ
営業の基本ともいえる、自己紹介。
自己紹介で盛り込んではいけない要素・主張しなければならない要素を把握しておくこと。
さらに、会社と自分のことを伝えるための自己紹介シートを作成しておくことで、より効果的な自己紹介ができるようになるでしょう。
自己開示をして、会社や自分のことをよく知ってもらったうえで相手との距離を縮めて、商品の紹介に移っていきましょう。