強みに着目!転職市場における「強み」の活かし方
転職において、自信の魅力、「強み」をしっかりとアピールすることが重要なポイントとなってきます。
ここでは、転職市場における強みの活かし方をご紹介します。
【目次】
強みをアピールする重要性
強みをアピールする重要性は、良い印象を与えて採用率を高めるところにあります。
そもそも強みとは?
強みというのは、自分が他人よりも優れている部分のことを言います。
たとえば、「目標を設定したらその実現に向けて自分を厳しく律することができる」という場合、それは立派な強みです。
これをアピールすると、転職においても自制心や自己管理能力が優れていると評価されるでしょう。
強みをアピールするメリット
弱みのアピールは、それをポジティブに捉えると「よく自己分析できている」と言えますが、やはり印象はネガティブになりがちです。
強みをアピールすると良い印象を与えやすく、自社で採用した場合に「どんな活躍に期待を持てるのか?」という点を想像してもらいやすくなります。
強みの種類からスキルセットをリストアップしよう
ビジネスで注目されるスキルには「コミュニケーション」「コントロールスキル」「マネジメントスキル」3つに分けられ、さらにそれぞれ8種類のスキルがあります。
コミュニケーションスキル8種類
コミュニケーションスキルは、対人関係を円滑に進める技術を指します。単に「話す」技術、「聞く」技術だけでなく、立ち居振る舞いから相手の考えを推測できることも重要です。
「コミュニケーションスキル」以下の8種類があります。
・主張:主張できる力
・傾聴:他人の話を聞く力
・否定:考えを否定できる力
・許容:相手の要求に対応できる力
・説得:わかりやすい説明から納得させる力
・統率:人をまとめて率先する力
・協調:周囲に合わせる力
コントロールスキル8種類
コントロールスキルは、別名「セルフマネジメント」とも言い、様々な状況に接した際に自分自身を適切に管理する技術のことです。体調面とメンタル面、両面のバランス管理も大切になってきます。
以下の8種類があります。
・慎重:細部まで注意を払う力
・冒険:恐れず行動する力
・自制:欲求を抑える力
・高揚:自分を高める力
・忍耐:耐え忍ぶ力
・柔軟:様々なことに対応できる力
・規律:ルールを守れる力
・曖昧:グレーな事象をグレーな事象として受け入れられる力
マネジメントスキル8種類
マネジメントスキルは、物事に対処するための運営管理技術のことです。特に組織を運営する上では欠かすことができません。以下の8種類があります。
・持続:継続する力
・瞬発:恐れず行動する力
・推進:物事を進める力
・変革:改革する力
・機動:行動する力
・破壊:物事を確実に進められる力
・創造:考えて創り出す力
・分析:様々な観点から分析解析できる力
強みをアピールする方法
次に強みをアピールする方法を見ていきましょう。
3つのスキルのなかで、自分にどんなスキルがあるのかを分析
最初にやっておきたいのが、上記で紹介した3つの大枠スキルから自分にどんなスキルがあるのかを分析することです。
多くのスキルを総合的に兼ね備えているとしても、その中でとくに他人より優れていると感じるスキルを3つほど選出しましょう。
転職では、色々とアピールしても、その人の魅力がなかなか伝わりません。
自分を象徴している部分を厳選してアピールする方が、相手にとっても「他者と比較してどの部分が優れているのか?」または「他社と比較して優秀なのかどうかを判断するポイント」を理解してもらいやすいです。
リストアップしたスキルをアピールする方法を考える
自己分析から自分のスキルをピックアップしたら、次にそれらのスキルをアピールする準備を進めましょう。
まずは履歴書や職務経歴書において、自己PR欄にスキルをベースにしたアピール文を書きます。
スキルを把握していれば、文章の核がしっかりとして、具体的なアピール文を書けるようになります。
書類のアピール文を書き上げたら、次は面接でのアピールに向けて自分の強みを整理しましょう。
面接が勝負どころである
強みをアピールする本当の勝負どころは面接です。
事前に履歴書や職務経歴書等で記載していたとしても、面接では、予想外の質問を受けたり、回答に対して深く突っ込まれたりなど、想定通りに強みをアピールできないケースも多々あります。
面接に挑む前に強みを整理して、それを上手く話すリハーサルを行う必要があるでしょう。
また、会話では自分の素直な考えや気持ちが自然と出てしまうので、事前に自分の強みを整理しておくことが大切です。
鏡の前で面接をイメージしながら、強みをどのように口頭で伝えるのかを練習しておくのが効果的です。
おすすめ記事:転職の面接対策と注意点
弱みを強みでカバーするテクニック
自分の強みをさらに魅力的に伝える方法として、先に弱みを示すというやり方があります。
たとえば、「リーダーを任された経験はあるか」等、リーダーとしてのスキルの有無を問われた際に、任された経験はないが、協調力は高いというエピソードを提供することでリーダーとしての資質を示すことはできないものの、チームワークを保つ役割を担う「バランサー」として期待を持ってもらえるかもしれません。
まとめ
上記3つの大枠スキルと、それらを構成する8つの要因を参照に、自分の強みを把握し、面接などでうまくアピールできるようまとめておくと、よりスムーズに就職・転職活動が進むでしょう。
また、自分の強みとなるスキルを分析しておくと、転職のアピール以外にも自分の良い部分を伸ばして欠点を補うという意識を持てるようになります。
さらに、今後のビジネス生活でも自分を伸ばすきっかけにもなり、社会人人生において自分の糧となるでしょう。