友人・同僚には聞けない!20代の社会人はどのくらい貯金しているの?
近年では、将来を考えて貯金を積極的にする若者が増えてきています。若者に限らず、働く女性なら考えておきたいところです。既に貯金ができている人もそうでない人も、気にかけているのは「同年代の社会人がどのくらい貯金しているのか」ということではないでしょうか?
20代の平均貯金額
同じぐらいの年齢で同じくらいの月給を貰っていたとしても、生活している環境や本人のお金の使い方によって、月々の貯金額は人それぞれです。金融広報中央委員会が平成26年に行った「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成26年)」のデータによると、20代の平均貯金額に関して以下のようなデータが出ています。
・年収が300万未満の20代社会人の平均貯金額101万円
・年収が300万以上500万円未満の人の平均貯金額が273万円
社会人になりたての20代前半と、ある程度仕事に慣れてきた20代後半とでは金額にバラ付きはあると思いますが、総体的に見ると年収の3分の1以上の貯金を持っている方が多いようです。まずは、上記のような平均値を目標として貯金を始めてみるのもよいでしょう。
月にどのくらい貯金するのがいいの?
年齢や暮らしている環境によって差はあるでしょうが、毎月しっかりと貯金ができている方は着実に貯金額が増えていきます。金融広報中央委員会発表のデータを元に考えると、まずは3ケタの貯金額を貯めることを目標に設定するのはいかがでしょうか。
社会人であるということは、転職をしたり失業してしまう可能性もありますので、万が一職を失って、すぐに次の就職先が見つからなかったときに、雇用保険(失業給付)が給付されるまでの約3ヶ月間を生活できるだけの金額は、最低でも貯金しておくべきだと言われています。月収が20万円だった場合、3か月分で60万円ですから、100万円程度の貯金があれば、一安心できるはずです。
毎月の貯金額は、一人暮らしの場合は月収の1~2割を貯金するなどのおおまかな目安を決めてみてはいかがでしょうか?月収が20万円だとしたら、給料支給日に2~3万円を必ず貯金をすると決めておくといった感じです。また、親と一緒に実家暮らしをしている方の場合は、月収の4割程度の貯金を目指してもいいでしょう。月収20万円の場合、6~10万程度は貯金をする、といった感じです。生活費も家族全体としての費用となりますので、一人暮らしの場合より支出が抑えられ、すこし多めに貯金しても生活ができると思います。
オススメ!プチ節約術
日々の生活のベースが仕事に偏りがちな社会人は、手軽さを優先して品物の価格をあまり意識しなくなることもあるのではないでしょうか。また、息抜きやリフレッシュのための娯楽に多くのお金を使ってしまうという方もいらっしゃることでしょう。これらの出費を少し我慢して、その金額を貯金にまわすことも考えてみてはいかがでしょう。日々のムダ使いと思われることをコツコツと減らして貯金額を増やしていくには、つぎのような「プチ節約」を試してみて下さい。
朝食やランチは手作りで!
朝と昼は外食やコンビニで済ませるという方も多いのではないでしょうか。1個100円のおにぎりでも、毎朝買っていれば平日だけで週500円となり、また500円のランチも、平日5日間で考えると2500円の出費となります。外食やコンビニを毎日使うのではなく、朝は少し早起きして手作り朝食、ついでにお昼のお弁当もつくり、お弁当を持参する。そんな小さな積み重ねも節約につながります。
ネイルは自分で!
おしゃれは指先からと、ネイルサロンに毎月通っている方もいると思います。女性にとっておしゃれは大切ですが、サロンに行った場合の出費はお店によって違いがあるものの数千円から1万円程度になると思います。指先のおしゃれの節約術として、現在はセルフネイルのキットや簡単ネイルの方法もたくさん紹介されています。セルフネイルをすることで、自分でやってみるという楽しみとともに、プチ節約にもなります。
チケットは金券ショップを活用してみよう
友達と映画に行く、日帰りバス旅行に行く、というときはそれぞれの窓口で購入するという方法が普通です。しかし、プチ節約をする場合、映画鑑賞券やバスの乗車券など、金券ショップをのぞいてみてください。金券ショップでは、さまざまな金券類が、定価より少し安く販売されています。友達や彼氏と映画を観に行こう、というときには、事前に金券ショップに立ち寄ってプランを決めるのもおすすめプチ節約方法です。
まとめ
貯金は、結婚や出産などの人生イベント、また日々の生活や老後の安心のためにも、ある程度必要になってくるものです。高すぎない目標を立てて、自分の将来の安心のためにも少額からでも貯金を始めてみてはいかがでしょうか?